外灘と浦東新区

外灘は、1900年代初期にイギリスを始めとした諸外国が進出して造った租界エリアです。黄浦江沿岸に建ち並ぶアールデコ調のビル群は、かつては進出してきた商社や社交クラブが入っていました。現在は銀行やホテルとして再生されています。このエリアでは特に真新しいものはありませんが、当時のままの外観を残す建造物を、歴史の探索がてら観て歩くのがいいでしょう。三角の屋根が特徴的な和平飯店北楼は、旧サッスーン財閥ビル、外白渡橋のふもとの上海大廈は、旧ブロードウェイ・マンションで、かつて魔都と呼ばれていた頃には、ここが日本人スパイの拠点となったこともあったそうです。

最近では、当時の名残のあるビルが趣を残したまま改装され、外灘3号や外灘18号というコンプレックスビルに生まれ変わっています。それぞれトップクラスの高級ブティックやレストランなどが入り、新しい外灘のプレイスポットになりつつあります。上海のシンボルでもある外灘は、日中なら中国各地からの観光客でごったがえす休日を避けて、川沿いの遊歩道を歩くのがお勧めです。また、夜にはそれぞれの建物がライトアップされ、昼間とは違った幻想的なオールド上海の街並みが広がります。ただし、夏場に気温が36度を超えるような時には、市中の電力消費量が急増することから、ライトアップを控えることもあるようです。

浦東新区は外灘の対岸、黄浦江と揚子江に挟まれた地区で、国家的開発が1990年初頭から始まって超高層ビルが林立するエリアです。上海を代表するアジア一の高層建築を誇る東方明珠広播電視塔などもこの地区にあり、現在も高層ビルが次々と建て続け今なお急ピッチで発展を続けるエリアです。東方明珠広播電視塔では展望台に上ることができ、そこからは上海市街全域を見渡すこともできます。大型ショッピングセンターの正大広場や外資系最高級ホテルのグランドハイアット、「浦東の新天地」と呼ばれる広い敷地の大拇指広場には軽食レストランやカフェ、ショッピングモールのカルフールなどがあり、ビジネス街ではありますが観光地として訪れても見所はあります。

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